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行きつ戻りつしながら制作しているアジサイのリング。
試行錯誤の度が過ぎてゼロからのスタートを切ったりしていました…

死屍累々とはこのことでしょうか
並べても分からないくらいの違いかも知れませんが、その積み重ねで生まれる美しさがあると信じてる!

おかげでついに納得のいく原型ができました。


花の一つひとつの中央には石留めをするので爪を作成してあります。
微細な造形はこの後に控える、鋳造という工程で埋まりがちなので、金属に置き換えてから最終的に細工を加えます。

原型は樹脂などの組み合わせで出来ていますが、
これを金属に置き換えるには型を作成しなくてはなりません。
そしてそのままの形では型から抜けないので花の部分、リングの部分に分ける必要があります。


この枠の中に液体シリコンを流して…


圧力と熱を掛けながら硬化させることで、気泡を消して型を作ることができるのです。


無事に硬化して型の完成!
ではなく、この状態ではまだ使えません。閉じ込めただけですよね!
これをメスで切り開きます。


断面がガタガタしているのは位置合わせのため。
メスの動かし方でこのようにすることができます。


無事に切開できました。
これでようやく型の完成です!
いよいよ原型作成から鋳造というステップに進むことができました!(長い道…)




都合により勝手ながら営業時間を10時~15時とさせていただきます。
ご了承ください。


進めておりますアジサイのリング。
直感的に作成したゼロ号機の気になるところを変更しながら、実際の完成品に近づけていく作業をしています。


画像の試作ではCZを入れてあります。実際には色石を留めていきます。


データでの試行錯誤では、現実には実現しない部分も可能であるかのように見えてしまいます。
たとえばこの花と花の間、細い隙間から奥の花が見えている、という仕組みにしてありますが、実物を制作する過程ではほそーい隙間なんて埋まってしまうのです。
(もしかして上手くいくんじゃと思ってやってみましたがやはり無理でした笑)


一直線に完成に進んで行ければいいのですが、なかなかそうもいきませんね…
全方向に進める道があるので少し進んでは引き返しという感じです。子羊状態。




でもこれでかなり見えてきました!
やっぱりこうじゃないな…ということが!
あとあそこもやっぱりもっとこうだった!








勝手ながら14時で閉店させていただきます。
ご了承ください。


一点物でアジサイの指輪をお作りすることになりました。
大切な記念のお品となりますので、全力投入で進めていきます!





イメージデザインはこのようなもの。
天然石を散りばめて、アジサイの色の印象を作ります。


ご存じのようにアジサイは小さな花が沢山集まっている構造ですが、じつは花だと思っていたものは装飾花と言われ、本当の花は奥に小さく存在しているものだそうです。


分解すると確かに花のようなものの痕跡がありました。


印象としてはこの花の集合体ですよね。
ここの中央に石を留められるように進めていきます。


裏側の構造が悩ましいところ。



アジサイの印象を残しつつデフォルメや強調などをした上で、指輪としての使いやすさも必要です。
その辺りの試行錯誤に時間がかかることが予想されますが、まずは一歩を進んでみることにします。(結構大事)
これは3D CADにて制作した第一弾というかゼロ号機的なもの。
実物があると、ここがこうだなとか、こうじゃないなとか見えてきます。