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ながーい構想時間をかけ(いつものこと!?)、やっと新登場です!
厳選したOBAKEの絵から、三種類をバッグに印刷しています。



「こんにちは」
ピンポンが鳴って、ドアを開けてみたらOBAKEがやってきました。
お届け物があるんだそうな。




「電気をつけて」
暗いところが怖いOBAKE君。自分で明かりをつけています!カチリ。




「三人です」
いらっしゃいませ!何名様ですか?
二人とひとり。




どのバッグも、裏にはOBAKEのスタンプを入れています。


印刷で入れても良いかなーと思っていたんですが、
インクがかすれたりするのがアナログで可愛らしいので、一つひとつ手作業で押しています!


A4のクリアファイルがちょうど入るサイズです。




久しぶりに宮沢賢治の代表作、銀河鉄道の夜を読み返しました。
主人公ジョバンニが、透明な硝子のような緊張感と不安に包まれていた日々の中で、ある日、つかの間に見る夢。
夜の鉄道の、その青いびろうどの腰掛の向かいに居たのは親友のカムパネルラで、二人一緒に途中乗車の乗客たちの物語に触れるのです。
物語の核心部分で次の一節があります。

- - - - - - - - - -

「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう」ジョバンニが云いました。
「僕わからない」カムパネルラがぼんやり云いました。

- - - - - - - - - -



溺れた友人を助けるために川に入ったカムパネルラは、宮沢賢治自身にも被って見えます。
終わりのない夢のような情景の中にある、賢治がこう生きたいと考えた少年たちの姿。
そして天上にいるというカムパネルラのお母さんや臥せっているジョバンニの母、漁に行ったまま予定を過ぎても帰ってこない父。
「もう駄目です。落ちてから四十五分たちましたから。」ときっぱりというカムパネルラの父親なんて、まるで戸棚の奥にしまってあった標本を見てしまったような、恐ろしささえ感じさせます。

銀河鉄道の夜という作品は原稿に空白部分があって、未完成という状態です。
未完ということも相まって、賢治すらも見通せないほど大きく、実体がつかめないけれど確かにそこにある何かが描かれているように思えるのです。



そんな奇妙なリアリズムとファンタジーの結晶といえる銀河鉄道の夜。
この作品をテーマに、かたちにしようと思ったものの、気になる場所が多すぎて、どこを掴めばいいのか分からないまま時間が過ぎていきました。
何度も読み返すうち、強い印象ではないけれど、ジョバンニとカムパネルラが二人の世界を信じているように思えてくる箇所が胸に留まるようになりました。


- - - - - - - - - -

カムパネルラが河原で指で砂をきしきしさせながら夢のように、「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている」と云い、
ジョバンニは走ってその渚に行って、水に手をひたしました。
けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももっとすきとおっていたのです。
それでもたしかに流れていたことは、二人の手首の、水にひたったとこが、少し水銀いろに浮いたように見え、その手首にぶっつかってできた波は、うつくしい燐光をあげて、ちらちらと燃えるように見えたのでもわかりました。

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謎は謎のまま味わうことにしました。
小さな鉱物の輝きのような、銀河鉄道の夜のイメージの指輪です。






春の鴨川でなずなを見付けてから、少しずつ進めていたブローチがやっと仕上がりました。



なずなは可愛らしくも複雑で面白いかたちをしています。
摘んで帰ると小さな植物はすぐに元気がなくなってしまうので、じっくり見られる時間は意外と少ない・・。



いろんな場所でなずなを見付けては、成長と共に変わるかたちに感心していました。



丸い太鼓のようだった種子の部分は、花が咲くころにはちいさなハートのかたちになる。









飾らない美しさは、シンプルにすることで伝わるものだと思います。





金具も無駄のない造形で、なおかつ針先をロックできるタイプを使っています。









シリーズが登場しますよ!!
ずっとやりたかったプランがついに現実に・・。
もうすぐそこ!

気持ち、材料、納期・・、いろんなタイミングが重なったときに制作できるという偶然性のたまもの(笑)、一輪挿しが久しぶりに登場です!


ずいぶん前に入手した、古い試験管を使いました。先細のシャープなラインが綺麗で気に入っていましたがこれでストック終了です。またいいのを見つけたら確保しとこう!
シンプルに、かたちを見ることができるデザインにしました。


こちらは引き出しのなかにあった、何かを切り出した後の金属片のかたちを発展させました。
ゼロからイチをデザインする場合と、きっかけになるものがあって進むデザインの手法もありますよね。


こちらは目的のない機械をテーマに作りました。


動きます(笑)
昔、美術作品を見てこんなもの意味がないといった人がいました。じゃあ意味があるものって何があるんだろうと考えたのを思い出します。
意味がないこと自体に意味が生まれてきたりもする、入れ子構造のような世界のかけら。てきな。