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滋賀県は八日市市。ここは空が広くて印象的な場所があります。夕暮れ時には圧巻の情景になることが多くて、こういうのが田舎の良さだなあと思うわけです。


この道はどこへ続くのだろうと細い道を進んでいたときに、竹やぶの奥に見つけました。

10年ほど前に発見した謎の構築物。


突然、視界の隅に大きな影が見えたのです。
当時は管理されていなかったのか、木や竹に飲み込まれそうになっていました。
分け入っていくとそれはトンネルのような形に作られたコンクリートの空間で、目的がまったく分からない謎として僕の中で珍スポット登録されたのでした。

それから数年後、その場所は木々が掃われて、看板が立てられました。

謎の建造物の正体は、戦争遺跡だったのです。
掩体壕(えんたいごう)と呼ばれるそれは、空襲時に飛行機を隠すために作られたものでした。
飛行場があったとは驚きですが、空の広さからいえば納得です。
僕が知る限り、現在も残る当時のおもかげはこの場所と、

この石碑だけ。
戦後60年ほどで、価値観や論理感はもちろん、ものとしての記録すら埋まっていくということを思います。
変化し続ける世界の中で、忘れずにいることは、意外と難しい。
当時の人々は洗脳されていた!間違っていた!という前提を一度捨てて、どうしてあの流れになっていったのかを考えたいものです。

確かこの掩体壕、文部科学省が選定した「日本に残るマイナー戦争遺跡」の格付けでかなり上位にあったはず。
すでに近づくのは危険な状態ですが、修復されてしまうと時間の経過は見えなくなってしまいます。
当時の空気を感じられるうちに是非、見て欲しい場所です。
↓ミドリの矢印のとこ。

大きな地図で見る
さてさて、今夜はまったくもって完全に僕の趣味のお話です。
自転車でぶらりと知らない道を行くと、思いがけない出会いがあるんですよね。素敵なレトロ建築や時間が止まったような廃墟とかさ。
目を引くそれらに共通するのは、そこにしかないというオリジナルの強さであります。
基本的には積極的な保存がされていないものが多いので、朽ちるまでのカウントダウンが聞こえるような保存状態・・(というか綺麗に改修された時点で僕が興味を失うだけか)
過ぎ去りし時代を反映した看板たちが今回の主役です!


まずはこれからいこうかな!
かろうじて解読できる文字、小さな火種に大きな注意と記してありますね。なるほど、帽子にタバコをのせるのは危険だというわけ・・じゃないよ。
いずれ黒い絵だけが残る気配ですが、そうなりゃ逆に目を引いて注意喚起できそう!


これはいつ頃のなんでしょうね。メルシャンワインです。フォントが可愛い!誰かフリーフォントで作ってくれないかなー


フォントといえばこのたばこも良いんですよ。近年のはちょっと変化している気がします。ぺんてるくれよん的。


比較的ウケムケの近所にあるこの看板の文字もいいんです。


ドーン!こいつは立派!
もはや看板の粋を超えてる!


レコードの店だったみたい。


こいつはお約束ですよね。ブリジストン君です。


こういうのって全部つげ義春の漫画に思えてしまう・・


イエス!ガス風呂!


これは現代でもおしゃれだね。繊細なネクタイ紳士のお店に違いありません。


三ッ木ー・・


フランチャイズじゃない看板って自由で楽しい!
どこかに面白いものがあったら教えてくださいね!
皆様大変お待たせしました。最近素敵な煙突が見れていなかったでしょう?なんだか元気出ないなー、なんて呟いていたでしょう?
それは間違いなく煙突欠乏症です。今夜はそんなあなたに処方するプログラム。ピンポイントの欲求を満たしてくださいね!
さ!それでは参りましょう。町で見かけた煙突大集合!


遠くに霞むビル群はいいものです。どこか夢見心地でさ。
この煙突も同じ魅力。飾り気のない建築の織り成す非現実な空間。そしてその間からそびえるライン・・!絶妙のバランスですよね。


こちらはかなり力強い物件です。実をいうとこれは煙突ではなくて給水塔なんですが、そこは問題ではありません。
近くに同じものがもう一塔あるんですよ。大きな建造物によって周りの空気が一変している感じ、しびれます!いい町です。これがあるから。


もちろんシンプルに暮らす煙突もございますよ、お好みに合わせてチョイスしてくださいね。
しかしこの繊細なハシゴ!細部が見れる作りこみだからこそ全体の存在感が崩れないのであります!シッビーですよね。


そろそろお腹も一杯でしょう、昔から好きだった物件をご覧ください。とっておきです。
ちょっとした平野の遠くに見えている煙突。僕がここの近くを通る時間は逆光になっていて、白い煙が印象的なんです。
ここはゴミ焼却場。広く青い空に消えて行く煙は、沢山の人間の生きた結果とも言えるゴミによるものだということ。なんだか象徴的ですよね。

過去、未来、現在。時空を超えて日常に存在する謎のキャラクター。
看板などにひっそりと、かつ大胆に現れるその姿。本来の意味を忘れさせるような一人歩きっぷりにほれぼれします。
今夜は町に潜む神出鬼没の彼らを特集しましょう・・!


まずは入門編。たこ焼きだからタコですね。迷いはありません。
しかし見逃せないのはこのハチマキ。今日も頑張ってたこ焼き作るぞ!というタコの意気込みが伝わってきます。
信じたくはないのですが間違いなくあれですね、ドッグ・イート・ドッグですね。

おそらくここが彼の使っている倉庫。証拠がありました。


どうでしょうこの間の取り方。対象だけでなくそれを取り巻く空間もひとつのものとして認識する日本のセンスですよ。
喫茶もあるし軽食もあるしバンビもあると。
そしてどうやらこの動物、バンビという文字に気が付いていますね。しまった!と口に出していそうな表情から、なにやら不吉な予感がします。


こちらはたぶんネズミです。色の塗りわけはドラえもんに似ておりますがまあ偶然でしょう。
へへ、こちらでござんすよ状態の手の動き、ただ者ではありません。ぱっと見でもじっくり見でも全然かわいくはないですが、この腰のラインだけは絶品ですね。


これは種族不明です。もしかしたら幼年期のハンプティダンプティかも知れません。
突っ込みどころは沢山ありますが、一番気になるのは手首にある線です。もしや・・服を着ている!?それならこの顔はいったいーーー
怖いね。

ワールドワイドに商品化された人気キャラ達を尻目に、来たい奴だけついて来いと言わんばかりの力強さ。
愛されるように進化する長寿キャラとは対照的に、上記の彼らは一発勝負!まさに野生でしたね。
好きなように生きる彼らの姿になにか得るものはあったでしょうか。
僕はまあとくにありませんでした。