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2024年は新しい技法での新シリーズが登場するはず…!目下、着々と準備を進めています!
店舗は1月の9日から通常営業になります。
また新年もよろしくお願いします!
定番でお作りしている食べ物シリーズ。
中でも人気のたまねぎピアスを詳しくご紹介します!


たまねぎを真っ二つに切った時の断面を元にデザインしました。


こちらは真鍮の生地の素材です。(最初のオレンジバックの画像も真鍮です)
真鍮という素材はお使いいただくうちに表面が変化します。
ツヤ消しでダークな色味になります。アンティークなものがお好きな方に気に入っていただけることが多い仕上げです。
定期的に研磨剤入りのクロスで磨くなどのお手入れが必要になります。
金具はステンレスにメッキされている素材となります。


こちらは金メッキ仕上げ。
多くの方はこちらの仕上げの方がお使い易いと思います。
メッキしていれば変色しない!とは言い切れませんが、かなり変色を抑えることができますので、一般的なご使用の範囲ではメンテナンスフリーに近いです。

お手入れとして磨くことは逆に良くありません(メッキが剥げてしまいます)
ほとんどノーメンテでいい…とはいえ、汗など塩水が付いている状態で放置することだけは避けてくださいね!そんなときは流水で優しく流してください。

金具はシルバー925に金メッキとなります。


真鍮と金メッキ、作りたてのときはかなり色味が似ていることもあり、どちらがいいのか迷いますよね。
上の画像では左のペアが真鍮。右が金メッキの仕上げです。
光の反射によっては違いが見えにくい…


けれど、角度によってはこれくらいの違いがあることが分かります。
これはもうどっちがっどちかすぐ分かりますね!
左が真鍮、右が金メッキです。


イヤリングだとこのようになります。
真鍮生地の仕上げをお選びの場合ですと、たまねぎも金具もすべて真鍮になります。




ここしばらく向き合っていたアジサイのリング。
ご注文いただいたときはまだギリギリ、咲いたアジサイを入手できる時期でしたが、すっかり秋空になったころ…ついに完成しました!(大変お待たせしました)
ご覧ください!


実際のアジサイの花の可愛らしさというのは、ふさふさもこもこしたボリューム感というのが第一印象です。


それを指輪に落とし込む、造形の検討段階ではぎっしり花で埋め尽くすことも考えていましたが、
最終的には花がない部分、つまり奥が透けて見える「抜け」の部分をデザインすることで全体をまとめました。


すべての花が違うかたちをしています。
これは強度の問題と、抜けの部分のコントロールのためです。
でも一番の理由は、自然物を再現する造形の場合はどこかに崩しの要素が必要だということ。
完全に規則的なものはどちらかというと切り詰められた美しさに向かっていくと思うのですが、風に揺れる草花の可愛らしさには、小さなアンバランスが見え隠れしているように感じます。




それが可憐さにつながっていると思うのです。




素材は18金のホワイトゴールド、石はアメジストを留めています。
今回の指輪は婚約指輪としてご注文をいただきました。一点物で、世界に一つの指輪になります。

京都の三室戸寺というところで境内にある沢山のアジサイを一緒に見たことが、お二人の一番の思い出とのこと。
二人の大切な記憶を、ずっと手の中に置いておく。そのお手伝いをさせてもらった気持ちです。

大事な記念の品をウケンムケンで作らせていただきありがとうございました!
末永くお幸せに…!


閉店時間が早まります!通常18時のところ17時とさせていただきます…。
勝手ながらご了承ください。



待ちに待った鋳造が上がってきました。これが吹き上がりという状態です。
花の部分が複雑な形をしているので綺麗にキャストできるか心配でしたが、無事に18金のホワイトゴールドになりました!一安心。
ブチンとニッパーで切られている箇所が湯道といってここから溶解した金属が流し込まれた跡になります。


磁気バレルという機械でしばらく研磨した後、細かい部分のエッジなどを仕上げていきます。
このように極細の糸鋸歯を使って彫り込みました。ヤスリなどは入るスペースがありません。


二つのパーツに分けて進めていましたが、いよいよドッキングの段階。
細い棒状のものは先端が鋳造の工程で再現されない場合があるので、あらかじめ0.5㎜ほど長くしてあります。
現物合わせで削りながら、慎重に位置関係を調整していきます。


二つの部品を溶接しますが、その際に炎を当てると少し動いてしまうことが多いです。
それを防ぐために仮止めしておきます。スポット溶接のイメージ。


いよいよ本溶接をする時が来てしまった…。
花の部品と、細い枝先ををロー付けします。
このような、ボリュームに差があるもの同士の溶接は結構難しくて緊張です。
顕微鏡で見ながら、ピンポイントで溶接していきます。


ガスバーナーの向きを工夫して、二つの部品が均等な温度になるよう炎を当てていきます。
怖いのは温度を上げすぎて、必要な場所を溶かしてしまうこと…
この18金のパーツよりも少し早く溶ける合金(ローという)を使って溶接します。高温にすることでロウは液体化し、毛管現象で隙間に流れ込みます。


無事に溶接完了!(緊張した…)


酸でしばらく煮込んで、溶接時に使用した薬品を溶かします。
その後またしばらく機械で研磨。


次は石留め…
の前に、石を入れてからでは磨けない部分を研磨しておきます。
石が留まる部分(石座)の中も磨いておくことで、少しでも石が光って見えるようにします。
ダイヤモンドペーストで番手を変えながら細部を磨きます。
凹はどうしても狙い撃ちして磨かないと磨けません(そりゃそうだ)


入手しておいたアメジスト。
これを留めます!


お湯で柔らかくなる樹脂を使って、石留めのための準備。
これがないとタガネで叩いたりする際に変形してしまいます。

かなり石の数があるので気が抜けない時間が続く…


なんとか留め終わりました。
石留のための爪が硬くて苦戦しました…(少し瘦せた気がするわ)

…と、画像で振り返ると一瞬ですがそれぞれの段階で数時間、一日中同じ作業をしているような日も多く、遅々として進みませんでしたがいよいよ山場は超えました!
次回は完成の姿をお披露目できるでしょうー!