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シンプルだけど手作業の跡を強く残したリングです。
石のついたリングの方だけですが制作の様子を写真に収めておいたので、順番に見ていきましょうか!


純銀を92.5%銀の合金にするべく、地金の溶解から初めています。(その画像はないですけど笑)
ローラーという機械でこのような角棒にして、必要な寸法にしていきます。


一気に進めると割れが生じるので、火を当てて順次なましながら細くしていきます。
硬化してきた地金をいつなますか、というのは直観というか、ローラーを動かすときの体感ですね。


計算上の寸法より少し太めにしておく。
長く制作に携わっていると、理論値だけではない経験則が蓄積されるので失敗が少なくなりますね。ニヤリ。


おおまかに丸のかたちにします。


そして接合!
このデザインのリングを作る方法はいくつかありますが、今回は削りだしな感じの作り方でいきます。


位置決め。


そして・・削りまくる。


通常はもっと完成に近づいた段階で留めますが、今回はこのあたりで石留めします。
ホワイトダイヤモンドです。


石留めは立体的に見える二眼式の実体顕微鏡で行います。
こういう時のために用意してある小さなタガネで留めていきます。


強度を損なわない程度に削り込んで、形状を追い込みます。
同時にテクスチャーも削り込みます。

そのあとも作業はいろいろあるのですが、画像なしです。夢中でした笑
変色防止のため、最後にロジウムメッキを施して完成です!





今回は少し大きめの試験管を使用したデザインです。
このサイズも存在感があっていいですね。
すべて真鍮で制作しています。


Aタイプ。
今回も少しずつ組み立てながらバランスを調整して作っています。
こういう作り方は時間がかかりますが、一点ものを作る場合は偶然性も大事です。


試験管のボリュームに合わせて全体的に大きくしています。


窓辺が似合いますね!


こちらはBタイプ。
以前どこかで見たアンティークの、何かの台を思い出して作りました(すごい曖昧ですね笑)


コーヒードリップのようなかたちがアクセントです。



円すいワイヤーフレームの幾何学ピアス。
もうじき登場です!

星のかたちがアクセントの結婚指輪を作らせていただきました。
素材はシルバー925と10金イエローゴールドです。

シルバーは貴金属の中でかなり白い色味で、使い込んでいくほどに燻されて磨かれて味わい深くなる。
その雰囲気がお好きということで採用です。
そしてシャンパンゴールドのような優しい金色が魅力のK10イエロー。

新婦さんの方には星の中央にホワイトダイヤを留めてあります。
新郎さんのリングは、内側に星を彫り込みました。
ずっとお互いを照らしあう、特別な星です。


このような星を作るには丁寧に研ぎあげたタガネが必要です。
リングに彫るのは一発勝負なので、研ぎながら気持ちを高めていきます。
鏡のようになるまで磨くと、彫った星の中も綺麗に輝くのです。

このリングは節目のたびにウケンムケンで探し物をしてくれたお二人のところへ旅立ちます。
末永くお幸せに!


シンプルな形ながら制作にものすごく時間のかかるこのオブジェ。
出来る限り軽く作らなくてはいけないので、細いワイヤを作るところから始めます。
線引きという道具で0.4mmくらいまで追い込みます。



卓上サイズのモビールです。
かすかな風を受けて、ゆっくりと動いてくれます。