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やあこんにちは。
今日はブーツと同じ幼稚園に設置される、取っ手(?)の紹介です。
一気に完成までいきますよん。


師匠と詳ーーーしく打ち合わせた後、実寸で型紙を制作して確認します。



今回は実用の道具として使われるものなので、強度的な部分についても抜かりなく。
ドアの内側と外側ですので二つ作ります。



丸いパーツはこうして作るのがセオリーなんだよ。
こいつを切って丸をたくさん得るわけです。


いろいろな機械を使って制作しますが、このように昔ながらの糸鋸でやる方が良い場合も多々あるんです。


糸鋸で切るときはスリ板と呼ばれるこれを使うんですけど、左のものは師匠が数十年に渡って愛用してきたものです。もはやアンティーク。
100年に渡って道具を使うと、それに魂が宿るという話がありますよね。つくもがみ。
このスリ板もすでに宿ってそうです笑



写真をとるのを忘れて制作していたようで。。完成です。


安全性も考慮する必要があるので、鍵穴はかなり丸めてあります。削りまくったのでとても滑らか。



においを嗅がせてあげました
このあいだ制作過程を紹介したブーツが仕上がりましたよん。
ビジュアル的に退屈な工程を省いての掲載ですが順を追って見てもらったので、いかにアナログで手作業なものかお分かりいただけたかと思います。。
ただの板と棒がこんな形になりました。


もう造形的には仕上げの段階です。
このあとエッジが出ている所を丸めて、どこを触っても危なくないようにします。
とある幼稚園に設置されるので、危険な部分がないか確認、確認、確認・・

削った箇所の色調を整えて、完成!

使い込まれたようなブーツ。わんぱく達の象徴的なものとして。


ひもの向きが逆なのは間違えたから・・じゃなくて、このように設置されるからでございます。


丸木の上に無造作に干されているような感じ。

久しぶりに叩きまくったので気持ちよかったです。


においを嗅がせてあげました。
今日からしばらく、滋賀にある工房佐波理で制作します。
師匠のお手伝いですが、ウケンムケンでは出来ない激しい作業をこなしていきます。。
サイズも大きいものを作るのでお楽しみにーー!
それでは制作風景をどんぞ~


実寸のスケッチを元に、まずは型紙を作成。
今回は取り付けの関係があるので真面目に寸法を出しています。
実際の制作では金属になるわけですから、その特性に合わせた調整をしておきます。
つまりどういった分割で作るか、Rを出す為にどこの長さを変化させるか、とかね。


銅版で作ります。何が出来るかもう分かったかな?



こういうマシンで切断。バンドソーといって、帯状のノコ歯が回転してます。エンドレス鋸。
三種の神器です。


切断後、断面の処理をしてからなます。すごい音です。シュゴォォォォォォ!!!


当てがねを場所によって使い分けながら叩き、大まかにラインを出す。


形になるまでなまして、叩いてを繰り返します。テーマソングは虹です。


ようやくここまで来た。


溶接して組んでいく。溶接好きです


細部の検討中。。


実にながーーーーい道のり。そしてまだまだ続くのだった。

一人で勝手に進めているように見えますが、師匠と細部まで打ち合わせて制作しています。
やはり現物を見て判断することが必要ですので、頻繁に造形の会議をしています笑