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ひたすらに叩き続け、ようやくここまでやってきました。



微調整はこうして手に持つサイズの当て金を使います。
昔ながらの車の板金修理はこんな感じですよね。


ひとまず本体はこれで良しとして、次は裏ブタを作ります。


地球みたいだったので回してみた。


フチを付ければ蓋になるのです。
このように帯状のものでも、うまいことやると横方向に曲げることが出来るんですよ。

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さて不安だった展開図もほぼ正しかったようで、予定どおりの形になってきましたよ。

まずは半分でけた


裏も無事に組み上げられた。
基本のかたちはこれで出来ました。
ここからが本番、叩き出しで直線を曲線にしていきます。


画像では見えないですが、球体の当て金(あてがね)で造形するんだよ。
一言でいうと凸にしたい凹の裏に当て金を合わせておいて、その横の凸を叩くんです(?)
まあ微妙な位置調整の繰り返しですので、結構な重さのこいつを片手で支えながら叩くのは大変だということが言いたかったんです。


とりあえず進めてみました。
意外といけそうだなとか思っていた頃です。
出来なかったという結果は許されないので一安心。。


「これは貴女のタイヤですか?」
「いいえ、私のタイヤではありません」


一日中叩き続けて、ようやくここまでやってきました。

しかしまだ裏側もあるのだった。。。
でも道筋は今日と同じですので気分は楽です。

アロー
ちいさな木はちょっと置いといて、今日からまた違うものを作っています。
こないだの葉っぱは緑青を出しました。ちなみに緑青は猛毒という説があったらしいですが、現在は否定されているのでご安心下さい。




今回のは内部に仕込むものがあるので、いつもに増して寸法がシビアです。
しかも叩きまくって造形した後で、ある程度の左右対称さを維持しておかないとならないのだった。。


このように木で型を作成して見えないラインを確認しながら進めるんです。


真面目に展開図のようなものを引いたりして・・。こうか?これを延長か?と試行錯誤しているうちに、紙がどんどん追加されていきました笑
しかしこれで合っているのだろうか。
かなり作業を進めた後にこの辺りのミスが露呈するので緊張です。


工房佐波理での作業も一週間が過ぎました。ウケンムケンの日常が懐かしいなあ。
いまは24日までに重作業を終わらせるべく全力で作るのみです。
五味太郎のくじらだ!という本をご存知ですか。
なかなか良いです。氏の淡々とした絵が好きなんですよね。


穴を開けた瞬間、く、くじらだ!と思いました。
でもこれはくじらではないんです。


こいつを作っていたんですよ。
作業的に空気の抜け道が必要だったので、翼の下に開けてあります。


小さめの木を作っておりまして、小鳥はそこにいるのです。


これは葉っぱになるんだよ。

五味太郎の本で一番くるのはこれです。
もう泣いちゃおうかなーと思います。
あまり本屋では見かけないので図書館などで潤んでくださいね。
サアサア今回はこいつを作りますよー


リスです。疑いのない可愛さでいくことになったので、かなりデフォルメします。
壁面に取り付けられるようにレリーフ、半立体に作ります。


レリーフの場合は、型紙を作るときにそこまで頭を悩ませることはありません。
でも何個かに分割はするので、その繋ぎ目は慎重にしないと最後に泣くことに。


いろんな鋏があるんだよ
Rによって使い分けまする。


ガスでなます。赤く光りだす直前が一番軟らかくなる温度だとか。
薄暗い部屋で行うと、色彩の変化がよく分かります。昔ながらの鍛冶屋さんはどこも少し暗くしていますよね。


叩きはじめた頃はこんな感じ。ほんとに目標の形になるか心配になる頃。


佐波理にはこんなレトロ万力があるのです。見た目はとても好きなんですが、イマイチ締め付けの力が弱くて作業中にずれるので、小さいものを小さく叩くときに使っています。


夢のようにピンボケですが。。
こんな風に使うんです。たぶん足を作っている状況ですね。
小さいものを指でつまんで叩くので緊張。


途中経過です。腕などは二枚合わせのモナカ構造にするので、まだまだRが足りない。



全体を通しての高さ(出っ張り具合)を確認。顔を一番前にするのが良いはず。


パーツの位置を決めていきます。可愛くなるか否かは、ほぼこの作業にかかっています。
赤ん坊のパーツ配列を基本とし、微妙に変化させることで性格を与えることが出来るのです。
たとえば目の位置を離れ気味にすると、すこし気の抜けたお間抜けリスになるんだよ。


子供達からは見上げる位置に設置されるので、その角度から見た造形も考慮します。
この顔にしました。


さてこれは何になるでしょう?プロペラのような、ブーメランのような。航空力学が見え隠れしますね。




正解は、お花の花びらでしたーー。
逆光で撮ったからよく分からないけど。。
ちなみに摘んでいる工具は正式名称、第三の手というんです。素敵なセンスですよね。


だいぶん出来てきました。壁に向かう面は一直線になっている必要があるのと、その調整をしながら立体構造を作ることがなかなか難しいんですよね。


パーツは一応付けられましたが、これをベースとなる板につけるのがまた難しい。
大きい板ほど熱を与えたときに歪むので、せっかく揃えた面が崩されるんです。
そこは小技と裏技、それと力技でなんとかします。


洗浄しながらエッジを整え、色調の調整をしたら完成!!



まあイメージ通りに出来ました。
・・実は顔のサイズが気に入らなかったので、作りなおしています。
ものづくりは時間との戦いですが、早い段階で判断できたのでまあセーフかな。
失敗は教訓ですので詳しく記録して次回に役立てる。ようにしますね。




においを嗅がせてあげました。